厚き氷は一日の寒さにあらず
読み方
あつき こおり は いちじつ の さむさ に あらず意味
厚い氷ができるには、一日だけの寒さでは足りず、長い期間の冷え込みが必要であるという意味。転じて、大きな成果や事業、深い知識・技術などは、短期間では成し遂げられず、長年にわたる努力や経験の積み重ねによって築かれることをいう。由来
中国の「冰凍三尺、非一日之寒(氷が三尺も凍るのは一日の寒さのためではない)」という古い言い回しに通じる漢文調のことわざとされる。ただし、この表現そのものの初出文献や成立した正確な年代は明確ではない。日本では、長期的な努力や原因の累積を説く句として定着した。備考
「あらず」は「ではない」の古風な言い方。大きな成功だけでなく、問題や不信が長年の積み重ねで生じた場合にも用いられる。日常会話ではやや硬く、文章やスピーチ向き。例文
- 研究の成果が出るまで何年もかかったが、厚き氷は一日の寒さにあらずということだ。
- 今の会社の信頼は、創業以来の地道な仕事の積み重ねによる。まさに厚き氷は一日の寒さにあらずだ。
- 語学力を身につけるには毎日の学習が欠かせない。厚き氷は一日の寒さにあらず、と心得よう。