口は重宝
読み方
くち は ちょうほう意味
口は、食べるためだけでなく、話したり人に尋ねたりして情報を得るためにも使える、大変役に立つものだという意味。分からないことや困ったことがあれば、黙って抱え込まず、人に聞いたり話しかけたりするのがよいという教えとして用いる。由来
正確な初出や成立した時代は明らかではない。食事をする口と、言葉を発して人と意思を通わせる口との働きを「重宝(非常に役に立つこと)」になぞらえた、生活実感に基づくことわざと考えられる。江戸時代以降のことわざ集・いろはかるた類などにも見られる表現として知られる。備考
「口」は会話や質問によって人とつながる働きを強調する語。口の害を戒める「口は禍の門」とは対照的である。現代では日常会話より、教訓的・説明的な文脈で使われやすい。例文
- 道に迷ったなら、口は重宝なのだから、近くの人に道を尋ねてみなさい。
- 分からないことを一人で悩むより、口は重宝というように先生へ質問したほうがよい。
- 旅先では口は重宝だ。片言でも現地の人に話しかければ、思いがけない助けが得られる。
類義語
- 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
- 物は言いよう
- 口も人柄
対義語
- 口は禍の門
- 口は災いの元