古狸は人に化かされぬ
読み方
ふるだぬき は ひと に ばかされぬ意味
長年世の中を渡って多くの経験を積んだ人は、相手の策略やごまかしを見抜くため、簡単にはだまされないというたとえ。「古狸」は、年を重ねてずる賢く、世慣れた人を指す。由来
正確な初出や成立年は明らかではない。狸が人を化かすという日本の民間信仰を背景に、その狸さえ年を経れば、逆に人からは化かされないほど用心深く老獪になる、という発想から生まれたことわざである。備考
「古狸」は老獪で抜け目のない人をやや悪い意味でいう表現で、相手に直接使うと失礼になり得る。「ぬ」は「ない」の文語的な否定。例文
- 取引先の部長は何十年もこの業界にいる。古狸は人に化かされぬというから、付け焼き刃の説明では通用しない。
- うまい話ばかり並べても、祖父はすぐに疑いの点に気づいた。まさに古狸は人に化かされぬだ。
- 詐欺師は経験豊かな店主を狙ったが、古狸は人に化かされぬで、かえって手口を見破られた。
類義語
- 亀の甲より年の功
- 老馬の智
- 酸いも甘いも噛み分ける
対義語
- 世間知らず
- 経験不足
- 騙されやすい