可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよ
読み方
かわいくば いつつ おしえて みっつ ほめ ふたつ しかって よき ひとに せよ意味
子どもを本当に大切に思うなら、必要なことを十分に教え、できたことは多く褒め、悪い行いは適度に叱って、立派な人に育てなさいという教え。褒めることと叱ることを、教育の目的に沿ってバランスよく行うべきだという意味である。由来
子育て・人材育成の心得を表す古くからのことわざとして伝わる。初出となる文献、作者、正確な成立年・時代は明確に確定していない。「可愛がらば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよ」とする語形もある。五・三・二という数の並びによって、教えることを土台とし、褒めることを多く、叱ることを控えめにする教育観を印象づけている。備考
主に子育てについていうが、学校教育や部下の指導にも比喩的に用いられる。五・三・二は厳密な回数の指示ではなく、教える・褒める・叱る配分の目安を示す。現代では、叱責は人格を傷つけず、理由を伝えて行うことが望ましいとされる。例文
- 子どもの失敗をただ責めるのではなく、「可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよ」を心に留め、できた点を具体的に褒めるようにしている。
- 新入社員の育成でも、可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよという姿勢が、信頼関係づくりに役立つ。
- 祖母は孫を甘やかしすぎないように、「可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよ」と言って、礼儀を根気よく教えた。
類義語
- 褒めて伸ばす
- 飴と鞭
- 子は褒めて育てよ
対義語
- 甘やかす
- 放任する