右の頬を打たれたら左の頬を向けよ
読み方
みぎのほおを うたれたら ひだりのほおを むけよ意味
他人から侮辱や害を受けても、同じように仕返しをするのではなく、報復をこらえて寛容や愛を示すべきだ、という教え。暴力や悪意の連鎖を断ち、相手を赦すことの大切さを説く表現である。由来
新約聖書「マタイによる福音書」第5章39節(山上の説教)に由来する。紀元1世紀後半(およそ80~90年ごろ)に成立したとされる同福音書で、イエスが「あなたの右の頬を打つ者には、左の頬をも向けなさい」と教えたことばを、日本語のことわざ風にした表現である。備考
キリスト教由来の表現で、無抵抗や赦しの理想を説く。暴力や虐待を無条件に我慢すべきという意味ではなく、現実には安全確保や適切な支援・対応を優先する必要がある。例文
- 彼は批判に批判で返さず、「右の頬を打たれたら左の頬を向けよ」という姿勢で、相手の話を静かに聞いた。
- 相手の失礼な態度に腹は立ったが、右の頬を打たれたら左の頬を向けよと考え、報復するのをやめた。
- 争いを大きくしないためには、右の頬を打たれたら左の頬を向けよという寛容さが必要な場合もある。
類義語
- 悪に抵抗するな
- 負けるが勝ち
- 堪忍五両、思案十両
- 柳に風
対義語
- 目には目を、歯には歯を
- 売られた喧嘩は買え