合点がいかぬが銭は取る
読み方
がてん が いかぬ が ぜに は とる意味
物事の内容や道理を理解できず、きちんと説明・処理もできないのに、料金や報酬だけは受け取ること。また、そのような人を皮肉っていう。知識・技能・責任が伴わないまま利益を得ようとする態度を非難する表現。由来
「合点」は、物事の筋道を理解し納得すること。「いかぬ」は動詞「行く」の打消し形で、「納得できない・理解できない」という意味である。「銭は取る」と対比させ、仕事の内容を理解・遂行できないのに代金だけは取る者を皮肉った表現になった。正確な初出資料や成立年代は明確ではない。備考
現代の日常会話ではあまり頻繁には用いられない、やや古風なことわざ。相手の能力不足や不誠実さを強く非難する響きがあるため、本人に直接使う際は注意が必要。例文
- 故障の原因は分からないと言いながら出張費を請求するとは、合点がいかぬが銭は取るというものだ。
- 説明も修理もできないのに料金だけ取る業者では、合点がいかぬが銭は取ると批判されても仕方がない。
- 彼は制度を理解していないのに相談料を受け取ったので、客から「合点がいかぬが銭は取るだ」と不満を言われた。
類義語
- 藪医者
- 能なしの高給取り
- 仕事はできないが報酬は取る
対義語
- 働かざる者食うべからず
- 実力相応の報酬を得る
- 責任を果たして報酬を受ける