名は実の賓
読み方
な は じつ の ひん意味
名声・評判・肩書きなどの「名」は、実際の能力・内容・成果である「実」に付随するものであり、本来は実のほうが大切だという意味。「賓」は客のことで、名は実の主人ではなく、客のように従う立場にあることをいう。由来
中国・北斉の学者、顔之推(がんしすい/531年ごろ~595年ごろ)が著したとされる『顔氏家訓(がんしかくん)』の「名実篇」にある「名者、実之賓也(名は実の賓なり)」に由来する。成立は6世紀後半ごろで、「実は名の主なり」と続き、実質が名声の根本であることを説いている。備考
漢文調のやや硬いことわざで、文章や格調高い発言で使われる。「名」は名前だけでなく、名声・評判・地位を指し、「実」は実力や実績、内容を指す。例文
- 彼は、名は実の賓だと考え、肩書きよりも仕事の成果を大切にしている。
- 会社の知名度を上げる前に製品の品質を高めるべきだ。名は実の賓なのだから。
- 受賞歴は立派だが、名は実の賓にすぎない。まずは確かな実力を身につけよう。
類義語
- 名より実
- 名を捨てて実を取る
- 実を取る
対義語
- 実を捨てて名を取る
- 虚名を求める