命に過ぎたる宝なし
読み方
いのち に すぎたる たから なし意味
命よりも大切な宝はない、という意味。財産や名誉などを失っても命があれば取り戻す機会があるため、何よりもまず生命を大切にすべきだという教えを表す。由来
正確な出典や成立時期は不詳である。「過ぎたる」は「~より優れている・まさっている」の意の古い言い方で、古くから命の尊さを説くことわざとして用いられてきた。備考
「過ぎたる」は現代語の「過ぎる」とは異なり、「まさる」の意味で使われる古い表現。災害、安全、健康など、生命の尊重を強調する場面で用いられる。例文
- 災害時には荷物を取りに戻ってはいけない。命に過ぎたる宝なしというから、まず安全な場所へ避難しよう。
- 会社は利益より従業員の安全を優先した。命に過ぎたる宝なしという方針を貫いたのである。
- 祖父は危険な仕事に就く私を心配し、「命に過ぎたる宝なしだ。無理だけはするな」と言った。
類義語
- 命あっての物種
- 命は宝
- 命ほど大切なものはない
対義語
- 名を取るために命を捨てる
- 義を見てせざるは勇なきなり