命長ければ恥多し
読み方
いのち ながければ はじ おおし意味
長く生きれば、その間に失敗したり、人から非難・侮辱を受けたりして、恥ずかしい思いをする機会も多くなるということ。人生の長さには苦労や不面目な経験も伴う、という達観を表す。由来
中国の思想書『荘子』の「天地」篇にある、堯帝が長寿・富・子だくさんの祝福を辞退し、「寿則多辱(寿なればすなわち辱め多し)」と述べた話に由来する。『荘子』は戦国時代、紀元前4~3世紀ごろに成立したとされ、日本で「寿」を「命」、「辱」を「恥」としてことわざ化した表現である。備考
「多し」は現代語の「多い」に当たる古語。やや古風で、人生を達観して語る場面や自嘲的な文脈で用いる。他人の長寿や失敗を批判するように使うのは避けたい。例文
- 祖父は昔の失敗談を笑いながら、「命長ければ恥多しというからな」と話した。
- 長く第一線で働けば批判を受けることもある。命長ければ恥多し、とはよく言ったものだ。
- 彼は失態を悔やんでいたが、父は「命長ければ恥多しだ。失敗から学べばよい」と励ました。
類義語
- 寿則多辱
- 命長ければ辱多し
- 長生きすれば恥多し
対義語
- 長生きは三文の得