商人に系図なし
読み方
あきんど に けいず なし意味
商人の世界では、家柄や先祖の身分・系統よりも、本人の才覚、信用、努力、資金などが大切であるという意味。商売の成功は血筋だけでは決まらず、実力によって身を立てられることをいう。由来
「商人」はここでは主に「あきんど」と読み、「系図」は家の血統や家柄を記したものを指す。家柄が重んじられた社会においても、商人は商才や信用によって地位や財を築き得るという考えから生まれたことわざとされる。正確な成立時期や初出資料は不明だが、近世以前から商人社会で用いられてきた表現である。備考
「系図」は家系図・家柄の意。現代では、商人に限らず、実力や信用が重視される場面で使われる。ただし、家柄を否定するというより、商売ではそれだけに頼れないという趣旨である。例文
- 彼は地方出身で有力な後ろ盾もなかったが、商人に系図なしというように、誠実な仕事で店を大きくした。
- 老舗の子だからといって商売に成功するとは限らない。商人に系図なしで、結局は本人の才覚と信用が問われる。
- 新規事業では家柄より実績が重要だ。商人に系図なしという言葉を胸に、地道に顧客との信頼を築こう。
類義語
- 商人の元手は金
- 氏より育ち