商人の子は算盤の音で目を覚ます
読み方
あきんど の こ は そろばん の おと で め を さます意味
商人の家に育つ子どもは、幼い頃から算盤をはじく音や商売の話に日常的に接するため、自然に金銭感覚や商売の知識・才能を身につける、というたとえ。家庭や育った環境が、その人の能力や考え方に大きく影響することをいう。由来
江戸時代以降、町人文化の発展とともに商家で用いられた表現と考えられる。商家では帳簿計算に算盤が欠かせず、子どもも家庭内でその音を聞きながら育ったことから生まれたたとえである。正確な初出年・初出文献は明確ではない。備考
「商人」はここでは主に商売を営む家の人を指す。現代では家業や家庭環境が子どもに与える影響を述べる際に使うが、職業や家庭背景による固定観念にならないよう文脈に注意したい。例文
- 老舗の店を継ぐ彼は、子どもの頃から帳場のそばで育った。まさに商人の子は算盤の音で目を覚ます、ということだ。
- 両親の商売を手伝ってきた娘が値段交渉に強いのも、商人の子は算盤の音で目を覚ますというものだ。
- 祖父の代から続く商店の子どもたちは金銭感覚がしっかりしている。商人の子は算盤の音で目を覚ますとはよく言ったものだ。
類義語
- 門前の小僧習わぬ経を読む
- 蛙の子は蛙
- 商人の子は算盤の音を聞いて育つ