問うは易く答うるは難し
読み方
とう は やすく こたうる は かたし意味
質問や批判をすることは比較的たやすいが、問われた側が事情を踏まえ、正確で納得のいく答えを示すことは難しい、という意味。人に答えを求める際には、答える側の負担や難しさにも配慮すべきだという戒めを含む。由来
中国の歴史書・古典である『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』の昭公二十年の条に見えるとされる句。昭公二十年は紀元前522年の出来事に当たり、『春秋左氏伝』自体の編纂は戦国時代(おおむね紀元前4世紀頃)と考えられている。備考
文語的な表現で、現代会話では「質問するのは簡単だが、答えるのは難しい」と言い換えることが多い。責任を伴わない批判や詰問を戒める文脈でも用いられる。例文
- 会議で問題点を指摘するのは簡単だが、実行可能な解決策を示すとなると難しい。まさに「問うは易く答うるは難し」だ。
- 記者は担当者に厳しい質問を投げかけたが、限られた情報で即答する担当者は、「問うは易く答うるは難し」だと感じただろう。
- 新制度について疑問を並べるだけでなく、自分なりの案も考えよう。問うは易く答うるは難しというからだ。