嘘は世の宝
読み方
うそ は よ の たから意味
世の中を円滑に渡り、人間関係を保つためには、すべてをそのまま言うよりも、相手を傷つけないための気遣いや、場を収めるための小さな嘘が役に立つこともある、という意味。ただし、他人をだましたり害したりする嘘を肯定する言葉ではない。由来
特定の作者・書物に由来することわざではなく、処世上の知恵として伝わってきた表現とされる。正確な成立時期や初出の文献は未詳である。「嘘も方便」と同じく、害のない方便としての嘘が人間関係や社会を円滑にする場合がある、という考え方を表す。備考
他人を傷つけない配慮や社交上の方便を指すことが多い表現。詐欺・裏切りなどの悪意ある嘘を正当化する意味ではない。現代では、使う際に倫理面への配慮が必要。例文
- 相手をいたずらに不安にさせないための配慮なら、嘘は世の宝という面もある。
- 本当のことをそのまま言えばよいとは限らない。場合によっては、嘘は世の宝なのかもしれない。
- 彼は場を丸く収めるために少し話を脚色したが、「嘘は世の宝とはいえ、ほどほどにしよう」と反省していた。