地獄にも知る人
読み方
じごく にも しる ひと意味
どれほど苦しく恐ろしい場所や状況であっても、そこに顔見知りや親しい人がいれば、心細さが和らぎ、心強く感じられるということ。つらい環境では、人とのつながりが支えになることをいう。由来
「地獄」という最も恐ろしい場所を引き合いに出し、そこにさえ知人がいれば救いになるという人情を表したことわざ。正確な成立年・出典は明らかではないが、江戸時代以前から用いられてきたとされる。備考
「知る人」は、自分を知っている人ではなく、こちらが面識をもち信頼できる人の意。実際の地獄を指すのではなく、非常に苦しい状況のたとえとして使う。例文
- 初めての海外赴任で不安だったが、同じ職場に大学時代の友人がいた。まさに地獄にも知る人だ。
- 厳しい避難生活でも、近所の知り合いと励まし合えたので、地獄にも知る人という言葉を実感した。
- 苦手な部署への異動だったが、先輩が一人いたので、地獄にも知る人だと思って少し安心した。
類義語
- 旅は道連れ世は情け
- 地獄に仏
- 知る人ぞ知る