地獄の釜の蓋も開く
読み方
じごく の かま の ふた も ひらく意味
正月と盆の十六日は、地獄でも釜のふたを開けて亡者を休ませる日だという俗信をいう言葉。そこから、商家などに奉公している人が休暇をもらって実家へ帰る「藪入り」の日、または誰もが休むべき日という意味で用いる。由来
仏教的な地獄観と民間信仰に由来する。正月・盆の十六日は地獄の責め苦も休みになるため、閻魔や鬼も休む日だと考えられた。この日に奉公人が実家へ帰る休暇を得た習慣を「藪入り」といい、江戸時代には広く定着した。ことわざとしての正確な成立年は不明である。備考
本来は正月・盆の十六日を指す季節的な表現で、「藪入り」と深く結び付く。現代では、非常に忙しい人にも休みが必要だというたとえとして使われることがある。例文
- 今日は盆の十六日で、地獄の釜の蓋も開くというから、店を早じまいにして皆を休ませた。
- 正月明けから働きづめだったが、地獄の釜の蓋も開く藪入りには故郷へ帰れる。
- どんなに忙しい職場でも、地獄の釜の蓋も開くというのだから、休暇は必要だ。
類義語
- 藪入り
- 閻魔の休日
- 地獄の鬼も休む日
対義語
- 盆も正月もない
- 休む暇もない