垢で死んだ者はない
読み方
あか で しんだ もの は ない意味
垢を落とさなくても、それだけで人が死ぬわけではないという意味。入浴や身づくろいを面倒がる人が、風呂に入ることなどを急かされた際に、言い訳や冗談として用いる。また、必要以上に清潔さにこだわらなくてもよい、という気持ちを表すこともある。由来
成立した正確な年代や典拠は明らかではない。古くから口承されてきた生活上のことわざで、「垢では死なぬ」ともいう。入浴が毎日必ず行われるものではなかった時代の生活感覚を背景に、垢を落とさないことを過度に心配する必要はない、という考えを表した表現とされる。備考
主に入浴や清潔に関する場面で、冗談めかして使う。現代では衛生管理が健康に重要であるため、不潔でもよいという意味で字義どおりに受け取られないよう注意が必要。例文
- 母に「そろそろお風呂に入りなさい」と言われたが、弟は「垢で死んだ者はない」と言って逃げていった。
- 毎日完璧に掃除しなくてもいいよ。垢で死んだ者はない、というくらいの気持ちで少し休みなさい。
- 彼は着替えを勧められるたびに「垢で死んだ者はない」と笑うが、さすがに今日は洗濯したほうがよさそうだ。
類義語
- 垢では死なぬ
- 垢も身のうち
対義語
- 清潔は健康の基本
- 予防は治療に勝る