売るより買うが安し
読み方
うる より かう が やすし意味
物を買ったり仕入れたりすることよりも、それを人に売って利益を得ることのほうが難しい、という意味。買う側は代金を払えばよい場合が多いが、売る側には客を見つけ、品物の価値を伝え、信用を得るための努力が必要であることをいう。由来
正確な初出の文献・年は未詳である。商取引において、品物を仕入れること自体よりも、需要を見極めて実際に販売することのほうが難しいという、商人の経験則から生まれたことわざと考えられる。「安し」はここでは単に値段が安いというより、「容易である・負担が軽い」の意を含む文語的な表現である。備考
「安し」は古い言い方で、「安価だ」だけでなく「容易だ」の意味合いをもつ。主に商売・営業・マーケティングの難しさを語る場面で用いる。例文
- 仕入れ先を確保しただけでは商売にならない。売るより買うが安しというように、販売先を開拓するほうがずっと大変だ。
- ネットショップを始めて、売るより買うが安しを痛感した。商品は簡単に仕入れられても、購入してくれる客を集めるのは難しい。
- 新製品の企画会議では、売るより買うが安しを念頭に置き、製造計画だけでなく販路や宣伝方法も検討した。