夕焼けに鎌を研げ
読み方
ゆうやけ に かま を とげ意味
夕焼けが見えると、翌日は晴天になることが多いので、農作業、とくに稲刈りなどに備えて鎌を研いで準備しておくとよい、という意味。自然の兆しから天気を予測し、好機に備えることのたとえとしても用いられる。由来
農作業と天候が生活に直結していた時代に、農民の経験から生まれた天気ことわざとされる。夕方に西の空が赤く晴れると、西方に晴天域があるため、翌日も晴れやすいという経験則に基づく。成立した正確な年代や初出資料は明確ではないが、近世以前から各地で伝承されてきた民間の気象観と考えられる。備考
主に農村で伝わった天気ことわざ。地域や季節によっては当てはまらないこともある。鎌は収穫作業の道具であり、好天を見込んで作業の準備をする姿を表す。例文
- 空が真っ赤な夕焼けだ。明日は稲刈りができそうだから、夕焼けに鎌を研げというように、今のうちに道具を手入れしておこう。
- 祖父は夕焼けを見るたびに「夕焼けに鎌を研げだ」と言って、翌日の畑仕事の準備を始めた。
- 商談の好機が近い兆しを見て、彼は夕焼けに鎌を研げの精神で資料を整えた。
類義語
- 夕焼けは晴れ
- 朝焼けは雨、夕焼けは晴れ
対義語
- 朝焼けは雨
- 朝焼けに鎌を研ぐな