大器は小用に堪えず
読み方
たいき は しょうよう に たえず意味
大きな器が細かな用途には向かないように、並外れて大きな才能や器量をもつ人物は、こまごました仕事や小さな役目には適さない、またはその能力を十分に生かせないという意味。大人物をつまらない仕事に使うことへの批評としても用いる。由来
「大器」は本来、大きな器のことから大人物・大きな才能を、「小用」は小さな用事や用途を表す。大きな器は小さな用途には使いにくいという比喩を、人材の用い方に当てはめた漢文調のことわざである。中国古典に由来する趣旨の表現とされるが、この日本語の形としての特定の初出・成立年代は明確ではない。備考
能力の高い人を小さな仕事に就けることを批評する際に使うが、「小さな仕事には価値がない」と受け取られないよう注意が必要。「大器晩成」とは意味が異なる。例文
- 彼の構想力は会社全体の改革にこそ生きる。大器は小用に堪えずというから、単純な事務だけを任せるのは惜しい。
- 海外事業を任せられる人材を雑務ばかりに追わせていては、大器は小用に堪えずというものだ。
- 彼女は細部の管理よりも新事業の立ち上げで力を発揮するタイプであり、まさに大器は小用に堪えずだ。
類義語
- 大材小用
- 大器小用
- 牛刀をもって鶏を割く