大根を正宗で切る
読み方
だいこん を まさむね で きる意味
よく切れる名刀である正宗を、柔らかく簡単に切れる大根を切ることから、優れた能力・道具を、たやすいことやつまらないことに使うたとえ。また、仕事があまりにも容易に片付くことのたとえとしてもいう。由来
「正宗」は鎌倉時代末期から南北朝時代初期(13世紀末~14世紀前半)に活躍したとされる名刀工・五郎入道正宗、またはその作刀を指す。名刀で大根を切るという取り合わせから生まれた表現で、江戸時代の「江戸いろはかるた」の「た」の札として広く知られるようになった。最初の成立時期は明確ではない。備考
「正宗」は名刀の代名詞。能力や道具が過剰であるという批判的なニュアンスにも、物事が非常に容易だというニュアンスにも用いる。後者では「大根を正宗で切ったよう」ともいう。例文
- この程度の計算なら、彼に任せれば大根を正宗で切るようなものだ。
- 最新の高性能機器で単純な作業だけをするのは、大根を正宗で切るようで少しもったいない。
- その難問も専門家にとっては大根を正宗で切るように、あっという間に解決された。
類義語
- 鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん
- 牛刀をもって鶏を割く
- 大根を正宗で切ったよう
対義語
- 適材適所
- 身の丈に合った道具を使う