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大義親を滅す

読み方

たいぎ おやを めっす

意味

公の正義や国家・社会のためには、たとえ自分の親などの肉親であっても、私情を捨てて処罰・排除しなければならないということ。公的な道理を、家族への情より優先する厳しい態度をいう。

由来

中国の歴史書『春秋左氏伝(左伝)』隠公4年の故事に由来する。衛の大夫・石碏(せきさく)は、君主殺害に加担した自分の子・石厚を処刑させたとされ、その行為を「大義滅親」と評したことが典拠である。日本では「大義親を滅す」という和文調の形でも用いられる。成立時期は中国・春秋時代(紀元前8~5世紀頃)にさかのぼる。

備考

現代では実際に親を「滅ぼす」意味で使うより、公正のために身内にも例外なく厳しく対処する意で比喩的に用いる。冷酷さを肯定する表現になり得るため、使用場面には注意が必要。

例文

  • 不正に関与した父を告発した彼の決断は、まさに大義親を滅すというべきものだった。
  • 組織の信頼を守るため、社長は不祥事を起こした息子を処分した。大義親を滅す厳しい判断である。
  • 大義親を滅すという言葉は、公の正義と家族への情の間で生じる葛藤の大きさを示している。

類義語

対義語

このことわざに使われている漢字