天に唾する
読み方
てん に つばする意味
他人を害したり悪く言ったりしようとして行った行為が、結局は自分自身に悪い結果として返ってくること。天に向けて唾を吐けば、その唾は自分の上に落ちてくる、というたとえである。由来
中国の仏教経典『仏説四十二章経(四十二章経)』にある、天に向かって唾を吐けば唾は自分に落ちてくるという教えに由来する。経典は後漢時代(2世紀ごろ)に漢訳されたと伝えられ、日本には仏教の伝来以後にこのたとえが広まったと考えられる。備考
「天に向かって唾を吐く」ともいう。自分に害が返る点を強調する、戒めの意味を持つ表現である。相手を非難する場面では強い言い方になり得る。例文
- 根拠のない中傷を広めれば、信用を失うのは自分だ。まさに天に唾する行為である。
- 競争相手の評判を落とそうとするのは、天に唾するようなものだよ。
- 部下を不当に扱えば組織全体の士気が下がり、結局は自分の立場を悪くする。天に唾するとはこのことだ。