天に順う者は存し天に逆らう者は亡ぶ
読み方
てん に したがう もの は そんし てん に さからう もの は ほろぶ意味
天の道理・意志、または時勢や自然の成り行きに従う者は生き残り、これに逆らう者は滅びる、という意味。人の力では抗しがたい大きな流れを見極め、それにかなった行動をすべきだという教えである。由来
中国の古典『孟子』「離婁上」にある「順天者存、逆天者亡(天に順う者は存し、天に逆らう者は亡ぶ)」に由来する。孟子が生きた戦国時代(紀元前4~3世紀ごろ)の思想を伝える句で、政治や社会において天の道理にかなう者が栄えるという文脈で説かれた。日本では漢文の教養を通じてことわざとして定着した。備考
「天」は単なる空ではなく、自然の道理・運命・時勢・天意などを指す。現代では、絶対的な運命論としてよりも、時代や状況の大きな流れに逆らわない重要性を説く表現として用いられる。例文
- 市場の変化という大きな流れを無視して旧来の方法に固執すれば、天に順う者は存し天に逆らう者は亡ぶという結果になりかねない。
- 為政者は民意を軽んじてはならない。天に順う者は存し天に逆らう者は亡ぶという言葉を心に留めるべきだ。
- 彼は環境の変化を素早く受け入れた。まさに、天に順う者は存し天に逆らう者は亡ぶを実践したような判断だった。
類義語
- 順天者存逆天者亡
- 天の時に従う
- 天の道に従う
対義語
- 人定勝天
- 天命に抗う