天の時は地の利に如かず地の利は人の和に如かず
読み方
てんの ときは ちの りに しかず ちの りは ひとの わに しかず意味
戦い・事業・政治などでは、よい時機を得ることより有利な地勢や条件を得ることが重要であり、さらにそれ以上に、人々が心を一つにして協力し合うことが大切だという意味。成功の最大の基盤は、人の団結と協調であることを説く。由来
中国の儒学者・孟子の言行をまとめた『孟子』「公孫丑下」にある「天時不如地利、地利不如人和」に由来する。孟子が、戦国時代(紀元前4〜3世紀ごろ)の諸侯の争いを背景に、戦いでは時機や地の利よりも民衆の心がまとまる「人和」が重要だと説いた言葉である。備考
「如かず」は「及ばない・かなわない」の意。現代では、組織運営、地域活動、スポーツなどで、団結や信頼関係の重要性を強調する際に用いる。原文では「天時不如地利、地利不如人和」と漢文で表記される。例文
- 新規事業は市場に参入する時機も大切だが、天の時は地の利に如かず地の利は人の和に如かずというように、部署間の協力が成功を左右する。
- 城が堅固でも、住民や兵士が領主を支持しなければ守り切れない。まさに天の時は地の利に如かず地の利は人の和に如かずである。
- 地域の防災活動では、設備や立地条件を整えるだけでなく、住民同士の信頼関係を築く必要がある。天の時は地の利に如かず地の利は人の和に如かず、という教えの通りだ。
類義語
対義語
- 烏合の衆
- 船頭多くして船山に上る
- 内輪もめ