天狗の飛び損ない
読み方
てんぐ の とびそこない意味
鼻が非常に高く目立つ人を、長い鼻を持つ天狗になぞらえて、からかい・あざけっていう言葉。転じて、鼻を高くして得意になっている人を指すように解されることもあるが、基本的には容貌を笑う古い表現である。由来
空を飛び、長い鼻を持つとされる妖怪・天狗の姿に基づく。「飛び損ない」は、空へ飛び去るはずの天狗が飛び立ちそこね、人の姿のまま残ったという見立てである。鼻の高い人を天狗にたとえた表現で、厳密な初出・成立年は明確ではない。備考
相手の外見をあざける侮蔑的な表現であり、現代の日常会話では使わないほうがよい。「天狗になる」のように、主に慢心を表す語とは用法が異なる。例文
- 彼は鼻が目立って高いため、子どものころに「天狗の飛び損ない」などとからかわれた。
- 人の容貌を天狗の飛び損ないと呼ぶのは、失礼な言い方だ。
- 古い小説には、鼻の高い男を天狗の飛び損ないにたとえる表現が見られる。
類義語
- 天狗になる
- 鼻が高い
- うぬぼれ屋
対義語
- 腰が低い
- 謙虚な人
- へりくだる