女は己を悦ぶ者のために容づくる
読み方
おんな は おのれ を よろこぶ もの の ため に かたちづくる意味
女性は、自分を愛し、喜ばせてくれる人のために身なりや容姿を美しく整える、という意味。そこから転じて、人は自分を認め、評価し、心を寄せてくれる相手のために、いっそう努力したり尽くしたりするというたとえ。由来
中国の歴史書・国策集『戦国策』の「趙策」に見える句「女為悦己者容、士為知己者死(女は己を悦ぶ者のために容づくり、士は己を知る者のために死す)」に基づく。戦国時代(紀元前5~3世紀ごろ)の故事を、前漢の劉向が紀元前1世紀ごろに編集したものとされる。備考
古典中国語由来の表現で、現代では「女性は化粧をする」という字義どおりよりも、理解者・評価者のために人が努力するという比喩として用いられる。性別役割を前提とする古い表現でもあるため、使用場面には配慮が必要。例文
- 彼女は恋人との食事の日には、女は己を悦ぶ者のために容づくるというように、いつもより丁寧に身支度をする。
- 部下が期待に応えて成果を出したのは、女は己を悦ぶ者のために容づくるという言葉のように、上司が彼を高く評価していたからだろう。
- 人は認めてくれる相手のために力を尽くすものだ。女は己を悦ぶ者のために容づくる、という故事を思い出す。
類義語
- 女は己を悦ぶ者のために容づくる、士は己を知る者のために死す
- 女は悦己者のために容づくる