好きには身をやつす
読み方
すき には み を やつす意味
好きな人や物事のためなら、苦労や犠牲をいとわず、身なりや生活が変わるほど熱中すること。特に恋愛や芸事などに深く心を奪われ、心身をすり減らすほど打ち込む様子をいう。由来
「身をやつす」は、やせ衰える、または身なりを変えて別人のようになるという意味の「身を窶(やつ)す」から来た表現である。「好き」は好む対象、とりわけ恋愛の相手や道楽を指すことが多い。正確な成立年代は不詳だが、近世以前から用いられてきた「身を窶す」という慣用表現をもとにしたことわざである。備考
「身をやつす」は本来、やせる・身なりを変える意。恋愛や趣味への熱中を表す際に使われ、称賛にも、度を越した入れ込みへの軽い戒めにもなる。現代ではやや文語的な響きがある。例文
- 好きには身をやつすというが、彼は古いレコードを集めるために休日のほとんどを店巡りに費やしている。
- 彼女は舞台俳優に憧れ、好きには身をやつす思いで、仕事の後も毎晩発声練習を続けた。
- 好きには身をやつすとはいえ、趣味にお金を使いすぎて生活を苦しくしてはいけない。
類義語
- 好きこそ物の上手なれ
- 恋に身をやつす
- 道楽に身を入れる