家富めば子孫滅ぶ
読み方
いえ とめば しそん ほろぶ意味
家があまりに裕福になると、子孫が苦労を知らず甘やかされ、怠惰やぜいたくに流れて、やがて家業や家運を衰えさせることがあるという戒め。富そのものを悪とするのではなく、子孫への教育や節度の大切さをいう。由来
中国由来の処世訓・民間のことわざとして伝わったとされる表現であるが、特定の典籍や成立した正確な年代は明確ではない。日本では、富裕な家ほど子孫のしつけや勤労の精神が重要だという教訓として、古くから用いられてきた。備考
子孫が必ず滅びるという断定ではなく、富に伴う甘やかしや奢侈への戒めとして使う。現代では、裕福な家庭一般を否定する表現にならないよう、文脈に配慮するとよい。例文
- 祖父は「家富めば子孫滅ぶ」と言い、子どもたちに小遣いを与えすぎないようにしていた。
- 事業が成功したからこそ、家富めば子孫滅ぶという言葉を忘れず、後継者には現場で働く経験を積ませている。
- 親の財産に頼りきりの息子を見て、父は家富めば子孫滅ぶことにならないよう、生活を改めさせようとした。
類義語
- 富貴は三代続かず
- 金持ち三代続かず
- 奢れる者は久しからず
- 栄枯盛衰
対義語
- 家貧しくして孝子顕る
- 苦労は買ってでもせよ