後の月より十五夜
読み方
あとのつき より じゅうごや意味
将来に得られるかどうか分からない利益や楽しみを期待するより、今ここにある確かな利益・機会を大切にするほうがよい、という意味。先延ばしにせず、現実に手にできるものを選ぶことをいう。由来
「後の月」は、陰暦八月十五日の十五夜に対し、その後に来る陰暦九月十三日の月(十三夜)を指す。月見では十五夜を先に愛でることから、後の月を待つよりも、まず十五夜を楽しむという発想で、確実な現在の利益を重んじるたとえとなった。成立した正確な年代は不明だが、近世以降に広まった表現とされる。備考
「後の月」は陰暦九月十三日の十三夜をいう。一般には、将来の不確かな利益より現在の確実な利益を選ぶ場面で用いる。金銭だけでなく、機会や好機についても使える。例文
- 来月には値上がりするかもしれないが、確実な買い手がいる今売ろう。後の月より十五夜というからね。
- 昇進の約束だけを待つより、今ある仕事で実績を作るべきだ。後の月より十五夜だよ。
- いつ実現するか分からない計画に賭けるより、目の前の採用を受けることにした。後の月より十五夜と考えたのだ。
類義語
- 明日の百より今日の五十
- 先のことより今のこと
- 明日ありと思う心の仇桜