犬に論語猫に経
読み方
いぬ に ろんご ねこ に きょう意味
物事の道理や価値を理解できない相手に、どれほど立派な教えやありがたい話を聞かせても、少しも効果がないことのたとえ。犬に儒教の『論語』を、猫に仏教の経典を説いても理解できない、という意味からいう。由来
犬には儒教の古典である『論語』を、猫には仏教の経典を聞かせても、その内容を理解できないという見立てから生まれたことわざである。正確な初出・成立年は明確ではないが、江戸時代にはことわざとして用いられていたとされる。中国由来の「牛に対して琴を弾ず」とも趣旨が近い。備考
相手を犬や猫になぞらえるため、直接人に向けると強い侮蔑や失礼な響きになり得る。相手の理解度に合わない説明・説教を批判する文脈で使う。例文
- 専門用語ばかりで小学生に説明しても、犬に論語猫に経だ。
- 彼は助言をまったく聞き入れないので、いくら注意しても犬に論語猫に経だった。
- 相手の知識や関心に合わせずに講義をしては、犬に論語猫に経になってしまう。
類義語
対義語
- 一を聞いて十を知る
- 聞く耳を持つ