雨は花の父母、風は花の敵
読み方
あめ は はな の ちちはは、かぜ は はな の かたき意味
雨は花を育てて咲かせるため親のような存在であり、風は花を散らしてしまうため敵のような存在だ、という意味。転じて、物事を育て助けるものと、それを損ない妨げるものがあることをたとえる。由来
花を育てる雨と、花を散らす風という自然の働きを、それぞれ「父母」と「敵(仇)」にたとえたことわざである。中国由来とする説もあるが、確実な初出資料や成立した年代は不詳。日本では古くから、花のはかなさや自然の恵み・害を表す表現として用いられてきた。備考
「敵」は通常「かたき」と読む。「仇」と書くこともある。雨が常に良く、風が常に悪いという科学的な意味ではなく、花を育てるものと損なうものを対比した比喩表現。例文
- 春の庭を眺めた祖母は、「雨は花の父母、風は花の敵というから、強風の前に鉢植えを中へ入れよう」と言った。
- 庭師は、適度な雨は花の父母だが、花びらを散らす強風は花の敵だと考えて、支柱を立てた。
- 新人を育てる助言は雨は花の父母のようなものだが、根拠のない中傷は風は花の敵になりかねない。
類義語
- 風は花の仇
- 花に嵐
- 雨露の恩