一刻千秋
読み方
いっこく せんしゅう意味
待ち遠しさや恋しさが非常に強く、ほんのわずかな時間でさえ千年ほどにも長く感じられること。「一刻千秋の思いで知らせを待つ」のように、再会・返事・結果などを切実に待つ場面で用いる。由来
中国の古典的な時間表現を背景にもつ語。「一刻」はごく短い時間、「千秋」は千年、または非常に長い年月を表すため、「短い一刻が千年のように感じられる」という意味になる。直接の典拠は明確でないとされるが、待つ時間の長さを誇張する『詩経』由来の「一日三秋」などと共通する発想をもつ。成立した正確な年代・時代は不明。備考
主に「一刻千秋の思いで〜を待つ」「一刻千秋の思い」の形で用いる。単に時間が長いというより、期待・不安・恋しさのために待ち時間が耐え難く長く感じられることを表す。例文
- 合格発表の日は、一刻千秋の思いで結果が掲示されるのを待った。
- 海外にいる娘からの無事の連絡を、両親は一刻千秋の思いで待っている。
- 開演時刻が近づくにつれ、ファンは一刻千秋の思いで幕が上がる瞬間を待った。