一唱三嘆
読み方
いっしょう さんたん意味
一人が詩歌や音楽を一度うたうと、聞く人が何度も感嘆する意から、詩文・音楽などの趣が深く、繰り返し味わい感心させられること。また、そのように心からほめたたえることをいう。由来
中国の古典『礼記(らいき)』の「楽記」にある「一唱而三歎(いっしょうしてさんたんす)」に基づく。「一度うたえば三度ため息をつくほど感動する」という意味である。『礼記』は戦国時代から前漢期(おおむね紀元前3~1世紀ごろ)に成立・編纂されたとされる。備考
「歎」は「嘆」の異体字であり、「一唱三歎」とも書く。単に大きく驚くことではなく、詩歌・音楽・文章などを繰り返し味わうほど深く感動する場面で用いる。例文
- この歌曲は旋律も詞も奥深く、聴くたびに一唱三嘆の思いを抱かせる。
- 作者の簡潔な文章には豊かな余韻があり、まさに一唱三嘆に値する名文だ。
- 舞台で披露された独唱は観客を魅了し、会場は一唱三嘆の称賛に包まれた。
類義語
対義語
- 索然無味
- 平板無趣
- 単調無味