一族郎党
読み方
いちぞく ろうとう意味
同じ祖先をもつ親族・一門と、その家来・従者・仲間を合わせていう語。ある有力者や家を中心とした、身内およびその配下の者全員を指す。転じて、多数の身内や取り巻きをまとめていう場合にも用いる。由来
「一族」は同じ祖先から出た親族・同族、「郎党」は主君に従う家来・従者を意味する語である。「郎党」は中国語由来の語で、日本では平安時代末から中世にかけて、武士に従属する者を指す語として定着した。「一族」と「郎党」を並べ、家の親族と配下の者を総称する表現となった。四字熟語としての厳密な初出時期は不明である。備考
歴史小説や時代劇でよく用いられる語。現代では、特定の人物の親族・部下・取り巻きをまとめて指し、ときに「一族郎党を引き連れる」のように大げさな響きや批判的な含みを伴う。例文
- 戦国大名は、一族郎党を集めて今後の方針を協議した。
- 不祥事の責任を一人に負わせず、一族郎党が連帯して対応すべきだ。
- 祭礼の日には、旧家の一族郎党がそろって本家に集まった。
類義語
- 一門一族
- 親族一同
- 一家眷属
- 縁者一同
対義語
- 赤の他人
- 無縁の者