一朝一夕
読み方
いっちょう いっせき意味
一日や一晩ほどのごく短い時間のこと。また、物事が短期間で急に起こることをいう。「一朝一夕には成し遂げられない」のように、長い努力や時間が必要な事柄に対して、短期間では実現しないという否定表現で用いられることが多い。由来
中国古典『易経(えききょう)』の「坤卦(こんか)」に付された「文言伝」にある「臣弑其君、子弑其父、非一朝一夕之故、其所由来者漸矣(臣が君主を殺し、子が父を殺すような事態は、一朝一夕に起こるものではなく、その原因は徐々に積み重なる)」に由来する。『易経』の成立・編纂には諸説あるが、文言伝は中国の戦国時代ごろ(紀元前5~3世紀ごろ)に成立したと考えられている。備考
「一朝一夕」は本来「一つの朝と一つの夕」、すなわち非常に短い時間を指す。現代では「一朝一夕には〜ない」の形で、短期間では不可能だという意味に用いることが特に多い。例文
- 語学力は一朝一夕に身につくものではなく、毎日の継続した学習が必要だ。
- 長年の信頼関係は一朝一夕には築けない。
- この問題は一朝一夕に解決できるものではないため、長期的な対策を講じる必要がある。
類義語
- 一日一夜
- 短時日
- 瞬く間
- 電光石火
対義語
- 長年累月
- 永年累月
- 千秋万歳