一碧万頃
読み方
いっぺき ばんけい意味
見渡すかぎり、青緑色の景色が一面に広がっていること。特に、空や湖、海などが青く澄み、果てしなく広がる雄大な眺めをいう。由来
中国・北宋の政治家・文学者である范仲淹(989~1052)の散文『岳陽楼記(がくようろうき)』にある「上下天光、一碧万頃」に由来する。『岳陽楼記』は慶暦6年(1046年)ごろに作られたとされる。「頃」は中国の土地面積の単位で、ここでは非常に広い範囲を表す。備考
主に海・湖・空などの、青く澄んだ広大な景色を形容する雅語的な表現。「碧」は青緑色、「万頃」はきわめて広い面積をいう。日常会話より文章語・文学的表現で用いられる。例文
- 朝日を受けた湖面は一碧万頃で、岸辺に立つ人々を魅了した。
- 山頂から眺めると、眼下には一碧万頃の海が広がっていた。
- 雨上がりの空と海が溶け合い、港の向こうには一碧万頃の景色が見えた。