一葉知秋
読み方
いちよう ちしゅう意味
一枚の葉が落ちるのを見て秋の到来を知る意から、わずかな前兆や小さな変化を手掛かりにして、物事全体の動きや今後の成り行きを察すること。細かな兆候を見逃さない洞察力をいう。由来
中国・前漢時代(紀元前2世紀、前139年ごろに成立)の思想書『淮南子』の「説山訓」にある、「一葉落ちて歳の暮れなんとするを知る」という趣旨の文章に由来する。これが「一葉落ちて天下の秋を知る」という形で広まり、さらに四字に縮められて「一葉知秋」となった。備考
文章語・教養語的な表現で、日常会話では「小さな兆候から全体を察する」のように言い換えることも多い。単に季節を感じる意味より、前兆から大きな流れを見抜く意味で用いるのが一般的。例文
- 庭に落ちた一枚の葉を見て、まさに一葉知秋だと秋の深まりを感じた。
- 彼は顧客からの問い合わせの小さな変化から市場の転換を察し、一葉知秋の観察眼を示した。
- 一葉知秋という言葉どおり、現場のささいな異変を見逃さず、早めに対策を立てることが重要だ。