一陽来復
読み方
いちよう らいふく意味
冬が終わって春が来るように、悪い状態・不運・衰えが去り、よい状態・幸運・勢いが戻ってくること。もとは冬至を指し、陰が極まった後に陽の気が再び生じるという陰陽思想に基づく。由来
中国の『易経』の「復(ふく)」の卦に由来する。陰が六つ続いた後、最初の陽が戻る形を「一陽が来復する」と捉え、冬至に陽気が再び生じて春へ向かうことを表した。『易経』の成立・編纂時期には諸説あるが、原型は周代、現在の形への整備は戦国時代から前漢期(おおむね紀元前5世紀~紀元前1世紀)とされる。備考
冬至や新年の季節感とともに用いられるほか、「悪運が去って幸運が来る」という意味でも使う。東京・穴八幡宮の冬至から頒布される「一陽来復」の御守でも広く知られる。例文
- 長年の赤字を乗り越え、新製品の成功で会社はいよいよ一陽来復の兆しを見せている。
- けがで競技を離れていた選手にとって、今季の復帰戦での勝利は一陽来復といえる出来事だった。
- 冬至を迎え、一陽来復を願って新しい年の幸運と健康を祈った。
類義語
- 否極泰来
- 運気回復
- 冬来春来
対義語
- 陰盛陽衰
- 前途多難
- 不運継続