一髪千鈞
読み方
いっぱつ せんきん意味
一本の髪の毛で、非常に重い「千鈞」の重さを支えたり引いたりしているように、きわめて危険で不安定な状態にあること。少しのことで重大な破綻や失敗に至りかねない、差し迫った危機をいう。由来
中国・唐代(8~9世紀)の文人、韓愈(768~824)の文章『与孟尚書書』にある「其危如一髪引千鈞(その危うきこと、一髪にて千鈞を引くがごとし)」に由来する。「鈞」は古代中国の重さの単位で、千鈞は非常に大きな重さを表す。備考
「危機一髪」と似るが、一髪千鈞は、危機がきわめて重く不安定であることを強調する。日常会話よりも、文章語・報道・評論などで用いられやすい。例文
- 資金繰りが悪化した会社は、まさに一髪千鈞の状態にある。
- 堤防の決壊を食い止められるかどうかで、町は一髪千鈞の危機に立たされた。
- 交渉が決裂すれば計画全体が頓挫するため、会議は一髪千鈞の緊張に包まれた。
類義語
対義語
- 安全無事
- 泰然自若
- 盤石之安