七転八倒
読み方
しちてんばっとう意味
何度も転げ回ること。特に、病気・けが・激しい苦痛などのために、苦しんでのたうち回るさまをいう。「七」は七回、「八」は八回という実数ではなく、回数が多いことを強調した表現である。由来
中国語の「七顛八倒(しちてんばっとう)」に由来する。「顛」は転ぶ・ひっくり返る意で、日本では「転」の字を用いる形が定着した。中国の古い口語的表現として用いられ、少なくとも明代(14世紀後半〜17世紀半ば)の文学作品にも見られるが、厳密な初出年は不明である。日本では漢文・漢語の受容を通じて定着した。備考
主に身体的な激痛や病苦について用いる。「七転八起」とは別の語であり、七転八起は何度失敗しても立ち上がることを意味する。比喩的に精神的な苦悩を強調する場合にも使われる。例文
- 激しい腹痛に襲われ、彼は床の上で七転八倒した。
- 事故で負った傷が痛み、七転八倒の苦しみを味わった。
- 薬が効くまでの数時間、熱と頭痛で七転八倒していた。
類義語
- 四苦八苦
- 苦悶
- 悶絶
- のたうち回る