千金買笑
読み方
せんきんばいしょう意味
大金を使って美人の笑顔や歓心を得ようとすること。転じて、特定の人、とくに恋愛相手などの機嫌を取ったり好意を得たりするために、惜しみなく金銭を使うことをいう。多くは、ぜいたくで度を越した振る舞いをやや批判的に表す。由来
中国の故事・詩文に由来する語とされる。南朝宋(5世紀)の詩人・鮑照(ほうしょう、約414~466年)の詩句「千金買一笑(千金をもって一笑を買う)」が代表的な典拠とされる。また、周の幽王が寵姫・褒姒を笑わせるために烽火を上げ、諸侯を集めたという『史記』「周本紀」の故事とも結び付けて説明される。日本では「千金買笑」の四字熟語として定着した。備考
本来は美人の笑顔を得るための浪費をいう。現代では性別を限定せず、「人の歓心を買うために大金を使う」という比喩にも用いるが、相手を物のように扱う印象や、浪費への批判を伴いやすい語である。例文
- 王は寵姫の歓心を得ようとして、千金買笑もいとわなかった。
- 高価な贈り物を次々と渡す彼の姿は、恋人の笑顔を買おうとする千金買笑のように見えた。
- 一時的な評判を得るためだけに巨額の費用を投じる経営は、現代の千金買笑だと批判された。
類義語
対義語
- 質素倹約
- 節制
- 倹約