富国安民
読み方
ふこく あんみん意味
国の財力や経済を豊かにし、人民が不安なく安定して暮らせるようにすること。国を富ませることと、民の生活・治安を安らかに保つことを、政治の重要な目的として表す語。由来
中国の古典『管子』に見える語とされる。「管子」は春秋時代の政治家・管仲に仮託された書だが、現存する内容は主に戦国時代(紀元前5〜3世紀頃)から前漢時代にかけて成立・編纂されたと考えられている。そのため、この語の正確な初出年は特定できない。備考
主に政治・行政の理想を述べる硬い表現。「富国強兵」が軍事力の強化を含むのに対し、「富国安民」は人民の安定した生活に重点がある。例文
- 為政者は富国安民を理念に掲げ、産業の振興と社会保障の充実を進めた。
- この政策は税収を増やすだけでなく、暮らしの安定を図る富国安民の考え方に基づいている。
- 古くから、国を治める者には富国安民を実現する知恵と公平さが求められてきた。
類義語
対義語
- 民不聊生
- 国破民窮