弔民伐罪
読み方
ちょうみん ばつざい意味
苦しんでいる人民をいたわり救い、人民を苦しめた罪のある支配者や悪人を討ち罰すること。正義のために悪政・暴政を除き、民を救済するという意味で用いる。由来
中国の古典『孟子』梁恵王下に見られる思想に基づく語とされる。「弔民」は苦しむ民を哀れみ救うこと、「伐罪」は罪ある者を討つことを意味する。『孟子』は戦国時代(紀元前4~3世紀ごろ)に成立したとされる。なお、「弔」を「吊」と書く「吊民伐罪」も用いられる。備考
主に漢文・歴史・政治思想の文脈で使う硬い表現である。現代の日常会話ではまれ。「吊民伐罪」と表記されることもあるが、「弔民伐罪」も標準的な四字熟語として認められる。例文
- 圧政に苦しむ人々を救い、責任者を処罰するという弔民伐罪の理念が掲げられた。
- 彼は改革を弔民伐罪のためだと主張したが、実際には権力奪取が目的だった。
- 史書は、暴君を倒して民を安んじた王の行為を弔民伐罪としてたたえている。
類義語
- 救民済世
- 除暴安民
- 吊民伐罪
対義語
- 暴虐非道
- 残民害理