得道多助
読み方
とくどう たじょ意味
正しい道理・仁義にかなった政治や行いをする者には、多くの人の支持や協力が集まるという意味。特に、為政者や指導者が人々の心を得ることの重要さをいう。反対に、道理に背く者は助けが少ないという「失道寡助」と対で用いられる。由来
中国の思想書『孟子』「公孫丑下」にある「得道者多助、失道者寡助(道を得る者は助け多く、道を失う者は助け少ない)」に基づく。孟子(紀元前4世紀ごろ)の思想を伝える文章で、戦国時代(紀元前5~3世紀)の政治・仁政論を背景とする。日本では、この句から「得道多助」の四字で用いられる。備考
主に政治・組織運営・指導者のあり方について用いる硬い表現。「道」は道路ではなく、道理・正しい政治の道を指す。通常は対句の「失道寡助」と併せて用いられることも多い。例文
- 住民の声を丁寧に聞く市長の姿勢は得道多助であり、多くの協力者を集めた。
- 目先の利益だけを追うのではなく、公益を重んじることが得道多助につながる。
- 彼の改革案が支持されたのは、現場に配慮した公正な内容で、まさに得道多助だったからだ。