春風秋月
読み方
しゅんぷう しゅうげつ意味
春のやわらかな風と、秋の澄んだ月をいう語。春・秋の美しい自然の景色、またその景色を愛でる風雅で穏やかな趣を表す。都会の喧騒から離れた、清らかで落ち着いた情景をたたえる際にも用いる。由来
中国古典の詩文に由来する表現で、春の風と秋の月を、自然の美や風雅の象徴として並べたもの。唐代(7〜10世紀)の詩人・白居易の『琵琶行』には「秋月春風等閑度」という近い表現が見られる。日本では「春風秋月」の形で、四季の美景を表す四字熟語として定着した。備考
主に文章語・雅語として用いられ、日常会話ではあまり使われない。実際に春と秋が同時にあるという意味ではなく、両季節を代表する美しい自然の象徴を並べた表現である。例文
- 窓を開けると、春風秋月の趣を感じさせる静かな庭が広がっていた。
- 茶会では、春風秋月を題にして、掛け軸や花がしつらえられた。
- 都会の喧騒を離れた山寺で、春風秋月を友としてゆったりとした時を過ごした。