暴殄天物
読み方
ぼうてん てんぶつ意味
自然の恵みや貴重な物を、むやみに使い捨てたり壊したりして、無駄にすること。「天物」は天から与えられた万物・資源、「暴殄」は乱暴に損ない尽くす意。資源や食べ物、財物などを大切にしない行為を戒める語である。由来
中国の古典『書経(尚書)』の「武成」篇にある「暴殄天物、害虐烝民(天の物を暴殄し、多くの民を害し虐げる)」に基づく。本文は周代の出来事を伝える形を取るが、『書経』の成立・編纂時期には諸説あり、おおむね戦国時代(紀元前5~3世紀頃)までに形づくられたとされる。「暴」は乱暴に扱う、「殄」は尽くす・滅ぼす、「天物」は自然界の万物をいう。備考
主に文章語・教訓的な文脈で用いる。単なる節約ではなく、自然資源や食料、価値ある物をむやみに損ない無駄にすることへの強い非難を含む。例文
- まだ食べられる食品を大量に捨てるのは、暴殄天物というほかない。
- 限りある森林資源を無計画に伐採することは、暴殄天物につながる。
- 祖父は物を修理して長く使い、暴殄天物を慎む暮らしを大切にしていた。
類義語
- 無駄遣い
- 浪費
- 奢侈浪費