犯顔直諫
読み方
はんがん ちょっかん意味
目上の人や権力者の機嫌を損ねたり怒りを買ったりすることを恐れず、正しいと思うことを率直にいさめること。「犯顔」は相手の顔を犯す、つまり面前で逆らって怒らせる意、「直諫」は遠慮なく忠告・諫言する意である。由来
中国の戦国時代(紀元前5~前3世紀ごろ)の思想書『韓非子』「外儲説左下」に見える「犯顔極諫」に由来するとされる。君主の怒りを恐れず、正面から諫める臣下の姿勢を表した語で、日本では「極諫」に代えて「直諫」とした四字熟語として定着している。備考
主に君主・上司など、強い権限を持つ相手への忠誠心ある諫言をいう。単なる反抗や無礼な批判ではなく、相手や組織を正そうとする誠意を含む、文章語的な表現である。例文
- 部下には、社長に対しても犯顔直諫できるだけの誠実さと勇気が求められる。
- 彼は不正な方針を黙認せず、犯顔直諫して再考を促した。
- 上司の判断に異論を述べる際は、犯顔直諫の精神を持ちつつも、相手への敬意を欠かしてはならない。