率由旧章
読み方
そつゆう きゅうしょう意味
昔から伝わる法令・制度・規則・手本などに従い、それを守って行動すること。「率」は従う、「由」はよりどころとする、「旧章」は古くからのきまり・制度をいう。伝統や前例を尊重する肯定的な意味で用いられるが、状況に応じない単なる保守性を表す場合もある。由来
中国の古典『詩経』の「大雅・仮楽」にある「不愆不忘、率由旧章(あやまらず忘れず、旧章に従う)」に由来する。『詩経』は中国最古の詩集の一つで、収録作品はおおむね紀元前11世紀から紀元前6世紀ごろに成立し、前漢期(紀元前2世紀ごろ)までに現在の形に編纂されたとされる。備考
主に文章語・硬い表現として使われる。古い制度や前例を守る意味だが、文脈によっては「旧習にとらわれている」という批判的な含みを帯びることがある。例文
- 社内の伝統的な儀礼については、率由旧章の方針で従来どおりに執り行う。
- 改革も必要だが、法令の運用では率由旧章を基本とし、先例を十分に検討すべきだ。
- 彼は何事にも率由旧章で、新しい方法をなかなか受け入れようとしない。
類義語
- 先例踏襲
- 伝統遵守
- 旧例墨守
対義語
- 旧弊打破
- 因習打破
- 革新創造