莞爾一笑
読み方
がんじ いっしょう意味
にっこりとほほえむこと。声を立てて笑うのではなく、心のゆとりや親しみ、納得などを表して、上品にやわらかく笑う様子をいう。由来
中国の詩文集『楚辞』の「漁父」にある「莞爾而笑(莞爾として笑う)」に基づく。「漁父」は戦国時代の詩人・屈原に仮託される作品で、成立は戦国時代から前漢期(おおむね紀元前3~2世紀ごろ)とされる。「莞爾」はにこやかに笑うさま、「一笑」はひとたび笑うことを表す。備考
「莞爾」は「かんじ」と読む。主に文章語・改まった表現で用いられ、上品でやわらかな笑みを表す。「大笑」や嘲笑のような強い笑いには用いない。例文
- 彼は部下の率直な意見を聞くと、莞爾一笑してうなずいた。
- 祖母は昔話を語り終えると、莞爾一笑を浮かべてお茶をすすった。
- 厳しい質問にも、教授は莞爾一笑してから落ち着いて答えた。
類義語
- 破顔一笑
- 莞爾而笑
- 微笑一笑
対義語
- 愁眉苦顔
- 暗然失色