運籌帷幄
読み方
うんちゅう いあく意味
戦場や現場から離れた幕営・司令部で綿密に作戦を立て、遠方の戦いを勝利へ導くこと。転じて、組織や事業などにおいて、優れた知略によって全体を計画・統率し、成功を収めることをいう。由来
中国の歴史書『史記』「高祖本紀」に見える、前漢の高祖・劉邦が軍師の張良を評価した言葉に由来する。劉邦は張良について「帷帳の中で策略を巡らし、千里の外で勝敗を決する点では、自分は張良に及ばない」と述べた。故事の背景は紀元前3世紀末〜前2世紀初め、典拠の『史記』は紀元前1世紀ごろに司馬遷が編纂した。「運籌」は計略をめぐらすこと、「帷幄」は軍の指揮所に垂らす幕や、その内部を指す。備考
本来は軍事上の作戦・指揮を表す語だが、現在は政治、経営、スポーツなどで、裏方として戦略を立てる働きにも用いる。日常会話より文章語・硬い表現として使われる。例文
- その参謀は運籌帷幄に優れ、少ない兵力で勝利を収める作戦を立てた。
- 新規事業の成功は、現場の努力だけでなく、経営陣の運籌帷幄にも支えられていた。
- 彼女は表舞台にはあまり出ないが、選挙戦では運籌帷幄の役割を果たした。
類義語
対義語
- 無為無策
- 無計画
- 行き当たりばったり